※本システムは、(株)三菱総合研究所との共同開発による製品です。

システムの主な特徴

行政に求められる対策

公共施設を取り巻く状況は、高齢化、少子化、人口減少、財源不足などの急激な社会構造の変化により、施設そのものあり方を含めて見直しを迫られていると言えます。

当初は、設置目的や有効性の高かった施設も、役割を終えたものやニーズの変化にて利用状況が悪い施設などが見受けられ、一方で利用者の増加に対応できない施設用途もあり、多くの自治体では従来通りの施設の維持は難しく、利用者や地域の理解を得ながら総合的な検討が必要となっています。

システムの目的・役割

資産経営システムは、公共資産である施設を有効活用することを目的として、客観的な分析・評価を踏まえた政策の検討、合意形成を支援するためのツールです。

システムの導入により、次のような効果が期待できます。

  • 施設の運営状況などの各種情報を継続して収集し、施設の現状を明らかにすることができます。
  • 地域の実情に応じた評価指標を設定し、施設の統合、廃止、用途変更等の政策検討に利用できます。
  • 施設の地理的な条件などを考慮し、施設の適正配置検討などに活用できます。

主なシステム機能

施設基本情報の管理 施設、建物の詳細情報
施設運営情報
建物状況、各種資料
施設評価 評価条件の設定
評価計算(定量的な評価)
詳細評価情報(個別、定性的な評価)
施設カルテ カルテ作成
ヒアリング 所管課の要望などの情報
ファイル入出力 施設、建物等の登録
実態調査票の作成、登録
現地調査票の作成、登録
施設・建物の各種整備情報のファイル出力
地理的情報の管理、分析 施設位置情報
地域区分図、人口情報
危険個所図、交通施設図など
システムの機能と処理フロー
システムの機能と処理フロー

システムの機能と処理フロー

システム画面例

施設情報の管理

施設一覧リストから対象施設を選択して、種々の施設情報を参照、更新することができます。

施設情報の管理

施設基本情報

施設に関する基本情報について、各タブシートにて確認できます。

施設基本情報

運営情報

毎年実施する調査結果について参照、更新することができます。
(下図は年間の収入・支出)

運営情報

建物状況

建物別の劣化状況、バリアフリー等の情報を確認できます。

建物状況

評価結果

施設に関する品質、供給(利用状況)、財務などの評価結果を確認できます。

評価結果

ポートフォリオ図

評価結果を用いてポートフォリオ図を作成した例です。

ポートフォリオ図

施設カルテ

施設カルテを作成することができます。
カルテ様式は導入時に検討して定めます。

施設カルテ

動作環境およびシステム構成

本システムの動作には以下の環境が必要となります。

対応OS クライアント:Windows 7、Windows 10
DBサーバー:  Windows Server 2012、Windows Server 2016、Windows Server 2019
必要メモリ 推奨 4GB以上
ディスク容量 推奨 500GB以上(データ容量に依存)
データベース PostgreSQL
クライアント数 制限なし(本製品のシステム利用ライセンス一つで複数利用者での運用が可能です)
但し、地図機能を利用する場合には、同時利用する利用者数に応じた地図利用ライセンスが別途必要となります。
その他 ・資料ファイルの参照では、登録されているファイル形式に応じたソフトウェアが必要となります。
・複数の端末で同時利用する場合は、利用数に応じてデータベースサーバーの導入を推奨いたします。

*Windowsは、Microsoft社の登録商標です。
*記載の内容および画面デザインは断りなく変更する場合があります。

お問い合わせ先048-836-1441